あいうえお表の「ありさんの『あ』」式は、絵が記憶の手がかりになってしまい、文字そのものと音の対応が育ちにくいことがあります。このアプリは絵に頼らず「音 → 文字」の対応から練習します。順番は ①音あそび → ②聞いて選ぶ → ③単語を読む、の3段階です。読めるようになってきたら ④「ことばを つくる」で、絵のことばを音に分けて、1音ずつ文字を探して並べる(書く前段の「つづる」練習)に進めます。
文字が鳴るとき、母音(あ・い・う・え・お)の口の形を顔アイコンで表示します。お子さんと一緒に声に出して真似してみてください。自分で発音すると定着が大きく変わります。
絵つきのあいうえお表では、絵が記憶の手がかりになってしまい、子どもは「絵 → ことば → 頭の音」という回り道で答えます。このとき文字の形はほとんど見ていません。「ありさんのあ!」と元気に言えるのに、文字単体を見せると読めない——のはこの仕組みのせいで、お子さんの能力の問題ではありません。だからこのアプリは絵を使わず、音と文字を直接つなぎます。
ことばを「く・る・ま」のように音の粒に分けて頭の中で操作する力を音韻意識と呼びます。ひらがなは1文字=1音の対応で書く文字なので、この力がないうちは文字学習が原理的に成立せず、丸暗記しか起きません。通常4〜6歳までに育つ力で、個人差があります。
チェック方法はかんたんで、しりとりが遊べれば準備OKです(ことばの最後の音を取り出せる=音韻意識が立ち上がっている証拠)。まだの子には文字を教えるより、下の「音あそび」が先です。早く始めることより、準備が整っているかが大事——これは発達心理学でレディネスと呼ばれる考え方です。
どれも音韻意識を直接育てる遊びです。アプリより効きます。
参考: 言語聴覚士・寺田奈々さんの解説「なぜうちの子は、ひらがなを読めるようにならないのか」。このアプリの設計と同じ枠組み(音韻意識・レディネス)が専門家の言葉で説明されています。
下の表から文字を選び、●ろくおん をタップ→発音→■とめる(4秒で自動停止)。録音した声は、お子さんが文字をタップしたときのお手本の声としてTTSより優先して使われます。この端末の中にだけ保存され、外部には送信されません。
まとめて録るなら連続モードが速いです(1文字あたり約2秒・全部で2分ほど)。ピッと鳴ったら、表示された文字をはっきり発音してください。
アプリの中の音量を種類ごとに調整できます(端末本体の音量はそのまま)。録音は録った声の大きさを自動でそろえたうえで、最大200%まで大きくできます。▶ で試し聞きできます。
ほかのスマホ・タブレットのカメラでこのQRを読み取ると、同じアプリをすぐ開けます(QRをタップすると拡大します)。お子さん用タブレットへの受け渡しや、家族への共有にどうぞ。
1回のプレイは5分程度で切り上げるのがおすすめです。間違えても減点はありません。「きいてえらぶ」で5問正解するごとに、はたらく車が1台ガレージに増えます。誤操作が気になる場合は、iPad の「アクセスガイド」や Android の「アプリ固定」でこのアプリに画面を固定できます。